肩甲骨と背骨の間が痛く、触ると硬い

肩甲骨と背骨の間の筋肉の痛みについてのご質問ですね。Ｘ線やCTの検査で異常はなく、痛みと硬さが気になっているとのこと。そのような症状が続くことは、からだの苦痛はもちろん、気持ちの面でも負担を感じていらっしゃることと思います。

検査で異常がない場合の一般的な考えとして、首や背中が緊張するような姿勢、猫背や前かがみ、運動不足、精神的なストレス、冷房などによって筋肉の緊張が続くと、筋肉の中の血管が圧迫されるために、血液の循環が悪くなり、筋肉が硬くなって痛みが出てくることがあります。さらに、それが長期間にわたると、いつも硬くなっているように感じる場合もあります。痛みが続いている場合は、整形外科あるいは、かかりつけ医へ相談なさるとよいと思います。

受診の際は、ふだん使っている薬、嗜好品、以前の診断、性格なども伝えていただくといいですね。診察を受け、再度「異常なし」の結果だった場合、今後どのように対応したらいいのか、日常生活の注意点、他科受診の必要性(何科がいいのか)、再受診の目安などを確認していただくとよいでしょう。

なお、相談者は以前に検査を受けておられるので、可能であれば、以前検査を受けた医療機関を受診されるのもよろしいかと思います。同じ医療機関であれば、前回の診察時の症状、その後の症状の変化、過去の検査データを参照するなど、前回受診時の経過をふまえ、現在の症状を検討してもらえるからです。継続受診も検討していただくとよいでしょう。

また、主治医からは「筋肉を反対に動かすとよい」とのアドバイスがあったようですので、その指示を参考に運動をしていただくのもよいかと思います。運動を続けてみても効果がなかった場合、改めて主治医にどんな診療科にかかったらよいのかアドバイスをもらうのもいいですね。