体調を崩して休職中の人の仕事復帰について

部下が体調を崩して休職中です。彼女はとても真面目なタイプで、いろいろとがんばりすぎて心が疲れてしまったのだと思います。最近は早く仕事に復帰したいと言っていますが、仕事に復帰をするときの判断基準のようなものはあるのでしょうか。また、復帰後に配慮したほうがよいことなどあれば、教えていただきたいです。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
一般的に、主治医から「就業可能の診断書」が出された後、産業医が面接して、本人が職場への復帰が可能なまでに回復しているかどうかを判断することが多いです。なお、本人が真面目な人だと、十分回復していないのに、「職場に迷惑をかける」などと心配して復職を焦ってしまい、その後の経過が悪くなってしまう場合もあるため、復職の際には注意が必要です。
また、復職後に症状の再燃を招かないようにするために、職場としても、そのような症状がなぜ起こったのかを知る必要性があると考えます。本人との面接で「このような症状がなぜ起こったのか」について理解を深め「次にそのような症状が起こらないようにするには今後どうしたらよいのか」について、主治医からの注意事項などを聞きながら、本人と一緒に考えていけるとよいですね。
その部下が該当するかどうか、当方にはわかりかねますが、真面目な人は過剰適応しやすく、自分のストレス状態に気づきにくく、がんばってしまい、ストレス過剰のサインとして身体症状が出ることがあります。この身体症状の段階で対処できず、こじれると、うつに近い状態になることがあります。そのような方の場合は、本人だけでなく、周囲にもストレス状態にあることに気づいてもらうことが治療の第一歩となります。今後のご参考にしていただけたらと思います。


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