ねんざの予防と湿布の使い方は?
学生時代にスポーツをやっていたときによくねんざをしていたため、ねんざが癖になっています。どうすれば改善できますか。また、痛むときには冷湿布と温湿布のどちらを使ったらよいでしょうか?
男性/30代
2022/08/08
関節に力が加わって起こるけがのうち、骨折や脱臼を除いたもの、つまり、X線検査で異常が発見できない関節のけがをねんざといいます。ねんざを起こしたあとに適切な処置を行わないと、靱帯や関節包の機能が低下する、関節が緩くなる可能性があります。
これらが原因で、ねんざをくり返すこともあるため、症状が長引いたり、症状がくり返したりする場合には、病院を受診しましょう。
ねんざを起こしたときの湿布の使い方、および対処方法は以下のとおりです。
痛みが落ち着くまでの間は安静を保ち、楽な姿勢をとりながら、冷たいタオルや冷湿布で痛みがある場所を冷やし、炎症を抑えます。
冷却を行う目安は、48時間程度と推奨されています。湿布については、一般的に、冷湿布はメントールなどの成分の刺激によりさわやかな感じを、温湿布は唐辛子などの成分の刺激によって温かさを感じますが、消炎鎮痛剤としての薬の効果に差はありません。
炎症の起こりはじめに痛みが強い時期は冷湿布、数日経って痛みが慢性化してきたら、温湿布を使うというのが基本です。
ほかにも、医療機関では包帯などによる圧迫を行うことがあります。また、横になるときには、患部を心臓の位置より高めに上げると、腫れなどの症状を防ぐことができます。
ねんざをくり返す場合には、予防のためにサポーターを使うことがあります。サポーターは、ある程度の効果があると考えられていますが、限界があるようです。ねんざをくり返している場合は、整形外科を受診し、ねんざをしないような体の使い方や対処方法について相談しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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