Question

植え込み型ループ式心電計とは?

植え込み型ループ式心電計(レコーダー)とはどのような医療機器ですか?

男性/40代

2022/07/19

Answer

植え込み型ループ式心電計(レコーダー)は、体内に植え込める小型の心電計のことです。心拍のリズムを常にチェックして、不整脈や突然死につながる可能性のある失神などの症状が起きたときの心電図を記録します。失神の原因を特定したり、脳梗塞の発症原因が心房細動によるものかを確認したりするのに有効といわれています。


植え込み型ループ式心電計は、小型のスティック型(60㎜×20㎜ ×8㎜ほど)で、心臓近くの皮膚を2㎝ほど切開して植え込みます。植え込んだ後は、通常の生活をすることができ、入浴や水泳も可能です。電池の寿命は3年ほどです。


植え込み型ループ式心電計は、心拍のリズムの乱れを感知すると自動的に、その前後の心電図を記録します。また、失神したり動悸などの症状を感じた場合、専用携帯型リモコンのボタンを押して胸に当てると、その前後の心電図を記録することができます。数分前の心電図も記録できるため、もし失神しても意識が回復してから操作すれば、失神前から回復までの心電図を記録することができます。


費用は50万円ほどと少し高額ですが、健康保険が適用されます。また、1カ月の医療費が自己負担限度額を超えた部分については、高額療養費制度により、払い戻しが受けられます。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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