乳児のBCG接種後の効果について

接種後の局所の変化からも、一応の接種効果があると考えられます。初回接種で10～12個以上の針あとがあれば、ツベルクリン反応は陽性を示すと推定できます。個人差があるので一概にはいえませんが、心配な場合は主治医に相談し、ツベルクリン反応検査をするといよいでしょう。

陰性の場合には、BCG接種は、結核性髄膜炎や粟粒結核などの血行性の重症結核の予防効果が極めて高いので、再接種をするかもしれません。ただし、4～5歳以上と年齢が上がるると、結核性髄膜炎や粟粒結核などの心配が減ってくるので、いくつかの針あとが残っていれば、様子をみる場合もあります。