妻が自殺。自分が許せない

妻がうつ病により自殺しました。もっと自分が注意していれば助けられたのではないかという思いが消えません。自分が許せません。何もする気が起きません。誰も私を責めない状況が、なおさらつらく、孤独です。どうしたらよいのかわかりません。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
これまで奥様をいちばん近いところで支えていた様子が伝わってきます。大切に思い、接してきたぶん、その悲しみやつらさは計りしれないほど深いと思います。事実を受け止めるのは、並大抵のことではありません。不幸の直後はショックが大きく、受け入れられない、信じられないという感情から、一時的に感情が麻痺し、茫然自失の状態となります。
その後、少し時間の余裕も出てきた頃から、一気に悲しみや怒り、不安といった気持ちが押し寄せ、感情が高ぶり、泣いたり、怒りっぽくなったり、自分を責めたりと気持ちが不安定になります。それから、心身ともに疲れ果て、何もやる気が起こらず気分も晴れない時期を経て、ゆっくりと「それでも何とか生きていこう」と自分の人生を見つめ直すことができるといった経過を、行きつ戻りつしながらたどっていくことが多いといわれています。
また、自死の場合は防ぐことができたようにみえることも多いため、残された側が自分を責める傾向があります。ただ、それはあくまでも、あとから考えたときにそうみえるだけで、周囲の人が悪いわけではありません。自死を考えている人は誰にもサインを悟られないようにすることもあり、専門家でも止められないことがあります。決して、助けられなかったことが悪いということはありません。
相談者は今、悲しみから回復過程のいちばんつらい時期にいると思います。ゆっくり悲しみに浸り、受け入れることが大切です。しかし、無理をしないように自分を大切にしてください。深い悲しみやつらさは、1人で抱えきれないこともあり、孤独感が強まってしまう可能性があります。
心許せる人につらい気持ちを吐き出して、受け止めてもらうことも大切です。もし身近な人に話しにくいような場合は、医師やカウンセラーなど、こころの専門家の力を借り、サポートをしてもらいながら気持ちの整理をしていってください。


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