Question

自分のこととなると泣けず、つらい……

失恋や裏切りや別れなど、自分がショックを受けて悲しく、動揺して眠れないほどつらいのに「自分のこと」となると涙が出なくて泣けません。悲しくつらいだけなのです。一方、物語や他人の話を聞けば心が動き、涙が止まらず、号泣までするほどで不思議です。自分のからだがつらく、感情の解放の仕方を教えてください。

女性/30代

2022/06/30

Answer

物語やほかの人の話にはこころが動き、涙が止まらないのに、自分のこととなると、涙が出ずに泣けないのですね。自分の感情を解放できず、苦しい気持ちを抱えつづけているのではとお察しします。涙を流す行為は、自分の感情を解放したり、気持ちを落ちつかせてくれるこころの浄化効果があるので、泣きたいのに泣けない現状は、とてもつらいことでしょう。


人は大きなショックを受けて悲しいとき、泣くに泣けない状態に陥ることもあるのではと感じました。ショックが大きいほど、自分の気持ちを受け止めきれず、感情が固まって泣く状態にまで至らないこともあるのではないでしょうか。ご相談者にとっては泣くこともできず、ずっと重い気持ちを引きずった状況なのではと思います。自分のからだがつらいと感じるのもその影響からかもしれません。


また「感情の解放の仕方」については、もし自分の胸の内を信頼のおける人に話せるようであれば、少し話してみてはいかがでしょう。人に話すことで自分の感情を整理することもでき、自分がこんな気持ちを感じていたと改めて実感できるように思います。自分の胸の内を吐露することが感情の解放にもつながるのではないでしょうか。まずは、ありのままの気持ちを吐き出すことからはじめてみてはいかがでしょう。身近な人たちに話しづらい場合は、カウンセラーなどに気持ちを聞いてもらうのも1つかもしれません。また、日記に気持ちを書くのもおすすめです。自分の素直な気持ちを書き連ねることも感情の整理になり、感情の解放につながると思います。


それから、いつもと違う非日常の場面に身をおく時間をつくってみるのもよいかもしれません。仕事などで多忙な生活をしていると、理性が優先し、感じるこころが動きづらくなってしまうこともあります。旅行に出かけたり、自然のなかに身をおくなど、いつもと違う環境に移動することで、心が緩んでくることがあるように思います。感情を解放させるためには、こころを緩ませてあげることも大切だと思いますが、いかがでしょう。いくつか提案しましたが、よければ、自分に合いそうな方法から試してみてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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