腹腔鏡の手術で摘出できる卵巣嚢腫(のうしゅ)の大きさは?

2022/06/23
卵巣嚢腫があります。腹腔鏡下手術で摘出できる嚢腫の大きさは何cmぐらいまでですか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
卵巣嚢腫を含む卵巣腫瘍は、原則として5cm以上の腫瘍の場合、手術の適応になります。
手術には、腹腔鏡下手術と開腹手術があります。腹腔鏡下手術の卵巣のう腫摘出術の場合、大きな腫瘍であっても、良性の卵巣腫瘍であれば、ほぼ可能です。良性の卵巣嚢腫は、嚢胞性(のうほうせい:なかに液体や粘液などがたまっている腫瘍)であることがほとんどで、嚢腫の内容物を吸引してしまえば、手術を行うための視野確保ができ、腹腔鏡下手術がほぼ可能になるからです。
悪性卵巣腫瘍の場合は、開腹手術で摘出するのが一般的です。なお、手術前の検査(超音波検査、MRI、血液腫瘍マーカー)によって、良悪性の可能性を診断しますが、100%確実なものではありません。


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