Question

カカオの効能は?

ココアは料理にも使えることを最近、知りました。野菜スープを何度かつくってみたところ、夫がぐっすり眠るようになり、冷え症が改善されてきたようです。カカオの効能について教えてください。

女性/20代

2022/06/09

Answer

ココアは、カカオの種子を焙煎し、脂肪を一部取り除いてパウダー状にしたものです。何も加えないピュアココア、ミルクや砂糖を加えたミルクココアなどがあります。カカオは「ダイエットによい」「便秘によい」などといわれますが、効果が確認されているのは高血圧の改善に関してです。ほかに心疾患、記憶力の改善、高コレステロールなどに対する改善効果の報告がありますが、科学的データは不十分とされています。


栄養的にみると、ココアには、食物繊維、ポリフェノール類、テオブロミン、カフェインなどの成分が含まれています。食物繊維は、ココア100gあたり24gと高い含有量で、飲料などで使用する場合、1杯あたりの食物繊維量は約1.0gです。これは、キャベツ1枚、しいたけ約2個に相当します。食物繊維は、排便をスムーズにしたり、腸内環境を改善したりする効果があります。抽出して飲むお茶やコーヒーと違い、湯や牛乳に溶かして飲むココアは、食物繊維を有効にとることができるといえます。また、ココアに含まれるポリフェノール類には、抗酸化作用が期待できます。ほかにもテオブロミン、カフェインは、刺激性や興奮作用といった生理活性作用があります。


一方、ココアは脂肪も多く含んでいます。飲料1杯あたりのカロリーをみると、緑茶が約2kcal、無糖コーヒーが約5.6kcalなのに対し、ココアは約14kcal(ピュアココア5g使用の場合)と3~7倍もエネルギーが高く、とり過ぎは肥満につながる可能性があります。砂糖や牛乳を加えるとさらに高くなります。


おいしく、健康効果が期待できるココアを適度に日々の食事にとり入れてもよいでしょう。ただし、生理活性作用があるテオブロミンやカフェインをとり過ぎると、体調不良を悪化させたり、服薬中の場合は、薬との相互作用が生じたりする可能性もあるので注意してください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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