Question

慢性湿疹がなかなか改善しない……

慢性湿疹と診断されて週に1回ほど皮膚科に通っていますが、なかなか治りません。最初は顔だけでしたが、今は首と腕にも湿疹が出て、赤くなってかゆい状態です。どう対処したらよいでしょうか?

女性/30代

2022/06/09

Answer

慢性湿疹とは、湿疹の再発をくり返すことで、皮膚が乾燥し、厚ぼったく硬くなった状態をいいます。皮膚が赤くなってかゆい場合は、皮膚の炎症が起こっていると考えられます。


炎症を抑える症状の治療(対症療法)として処方されるステロイド軟膏は、優れた作用をもつ一方、原因に対する治療ではなく、症状に合わせて上手に薬を使う必要がある軟膏です。

皮膚症状で使う塗り薬の使用方法は以下のとおりです。ステロイド剤など多くの軟膏やクリームの塗り方は、皮膚に負担をかけずに優しく伸ばして塗るだけの「塗布(とふ)」です。対して、スキンケア目的の保湿剤や消炎鎮痛剤はすり込むように塗る「塗擦(とさつ)」です。軟膏やクリームの処方が複数ある場合は、医師から説明された順序を守ります。とくに説明がないときは、一般に塗る面積の広いほうから先に塗ります。例えば、ステロイド外用剤と保湿剤の併用では、塗る面積の広い保湿剤から先に塗り、後からステロイド外用剤を患部だけに塗ります(皮膚の状態から、順序が異なる場合も)。

軟膏などの外用剤を塗る回数は、医師から指示があります。医師や薬剤師から説明された回数を守って塗りましょう。塗る回数が少ないと十分な効果が得られない、塗る回数が多いと副作用が出るなどもあります。患部の状態によって1日に塗る回数も異なる場合があるので、薬をもらうたびに塗る回数を確認してください。また、医師には、どのような状態のときにステロイド軟膏を使用し、どのような状態になったら使用しなくてよいのか、できるだけ具体的に質問をしましょう。


皮膚科の診断は、経過によって診断や治療方針を再検討することは多くあります。まずは、原因として考えられることや、処方されている軟膏の使用方法など、治療について具体的な主治医の指示を仰ぎ、治療方針を確認することが大切でしょう。


そのほか、治療とともに生活面で気をつけることも、症状の改善には有効です。

一般的には熱い湯で入浴しない、ナイロンタオルなどで皮膚をこすらないなど、皮膚の乾燥につながることを避ける、衣服による刺激を避け、木綿など吸湿性のよい素材にするなどの工夫とともに、スキンケアを助けるバランスのよい食事、ウォーキングなどの有酸素運動を行う、睡眠を十分とるなどの体調管理も大切です。


首や腕にも湿疹が出て、赤くなってかゆい状態になると、無意識にひっかいてしまうことが多く、皮膚が傷つき、皮膚のバリア機能が低下することがあります。早めに医師に相談しましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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