体重は同じでも体脂肪が増える理由

体脂肪とは、体内に蓄積された脂分のことです。体脂肪には、皮下脂肪や内臓脂肪のほか、血液中の脂肪分や、細胞膜を構成する脂質なども含まれます。体脂肪率は、体内に脂肪の占める割合で、計算式は次のとおりです。

体脂肪率（％）＝ 体脂肪量（kg）÷ 体重（kg）× 100

体脂肪計による体脂肪率は、体内に流される微弱な電流の流れ方から推計した値で、１日のうちでも、また食事や水分補給、運動、入浴の有無などによっても変化します。体脂肪率の短期的な細かい変動は気にせず、長期的な変化をみるようにしましょう。

また、年をとったり運動量が減ったりすると、筋肉量が減少し、その一方で脂肪が増える傾向があります。この場合、体重はあまり変わらないのですが、体脂肪率は増えることになります。なお、測定器の違いによっても、体脂肪率が異なるケースがあります。