同僚の仲裁をするストレスから胃痛に……

３人の職場でのいさかいで、ご相談者は毎日身の縮む思いなのではとお察しします。こちらを立てればあちらが立たずで、双方の言い分を聞いていると非常に疲れますよね。さらにその2人が不機嫌であれば、ご相談者のこころにも暗い影が落ちてしまうでしょう。

そこで思い切って、その2人の争いにかかわらない対応をされてみてはいかがでしょうか。状況を何とかしたいというご相談者の優しい気持ちは理解できます。しかし、常に2人の個人的な感情のぶつけ合いを取り持っていては、自分の身がもたないのではありませんか。気を遣うことはやめて、仲裁役を降りる覚悟を持つ時期なのかもしれません。そもそも、これはその2人の問題です。胃痛をSOSのサインと受け止めて自身の健康を守るため、ここはひとまず距離をおいて見守る視点を持ってみませんか。

もし、今後いろいろとグチや悪口を言ってきたとしても「そうなのね。大変ね」と気持ちを受け止めつつも、それ以上の行動は起さないようにしましょう。もし同僚から「態度が変わった」などと言われたら「プライベートでいろいろあって今は仕事で精いっぱいです。余裕がなくて話を聞けず、すみません」などと伝えてみてはいかがでしょうか。同僚に原因があっても直接言いにくいのが、職場の人間関係です。ご相談者が譲るような形になりますが、相手を責めずに気持ちを伝える方法も役立つかと思います。職場の人間関係は本当に悩ましくストレスになるので、1人で抱えないように相談できる人がいるなら、ぜひ話してみてくださいね。

職場のトラブルで悩んでいると、帰宅しても引きずってしまいがちです。胃痛などの症状が出ているようなので、ぜひ職場の垢は職場で落として帰るように心がけましょう。肩の力を抜いて、ゆっくり過ごす時間を十分に確保し、気持ちがリラックスできる環境を整えてください。ゆったりと深呼吸したり、軽くストレッチ運動をすることは、気持ちを楽にする効果があります。そして、疲れているときはスケジュールを詰め込まずに、のんびり過ごしてこころを休ませてください。これ以上しんどくならないように、職場の悩みから一歩離れて過ごしてみましょう。