過敏性腸症候群の症状とは?
過敏性腸症候群(IBS)の治療を2カ月続けています。薬が体質に合わないせいか、昨日は気持ちが悪くなり、夕飯以降、何も食べていません。これは薬のせいですか。それともIBSの症状でしょうか?

男性/30代
2022/06/06
過敏性腸症候群は、下痢と便秘、腹痛がおもな症状です。そのほかにも残便感(排便後も便が残っているような感じ)、腹満感(おなかが張る)、腹鳴(おなかが鳴る)などの症状が現れます。もし「気持ち悪い」というのが、おなか全体が何となく気持ち悪い(腹部不快感)ということなら、よくみられる症状の1つです。ほかにも、倦怠感や不眠、肩こり、不安などのさまざな症状を伴うこともあります。「気持ち悪い」の症状について、どの場所がどのように気持ち悪いのか、いつ頃からの症状でどんなときに強くなるのかなど具体的に医師に相談することをおすすめします。
この病気は、薬物治療だけでなく、生活習慣や生活環境などのライフスタイルの見直しと、腸の働きを乱す緊張や不安のもととなるストレスへの対処などのセルフケアが重要です。セルフケアのポイントは……
●規則正しい生活
●十分な睡眠と休養
●一日三食バランスのよい食事
●適度な運動
●趣味の時間などによる気分転換
になります。この点を意識して行動してみてはいかがでしょうか。また、症状が現れたからといって、食事を抜くよりは、少しでも口当たりのよい食事をとって、普段通りの生活を続けたほうがよいでしょう。なお、十分な食事量がとれない場合にも、水分はこまめにとることをおすすめします。精神的な影響を受けやすいのがこの病気の特徴といわれています。半年から1年くらいかけて、長い目で治していくつもりで、気持ちに余裕を持つことも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連する病気


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。