原因不明の不調で病院を転々…

調子の悪さはいつごろから始まり、どのような経過をたどっているでしょうか。環境の変化や仕事や家事、日々の生活の負担など、ふり返ってみて何か気になること、ストレスに感じるようなことはあるでしょうか。人は知らぬ間に、疲れやストレスをためてしまうこともあります。日々いろいろなことに打ち込んで頑張っていると、より疲れやこころの叫びに気づかないことがあるかもしれません。

今回、さまざまな体調不良を通して、ご相談者が自身の調子やその原因について考えていることは、自分をいたわり今後の生活を見直していくためにも必要なことだったのかもしれません。もしかしたら、度を越えた疲労やストレスに気づかないほど、精いっぱい頑張ってきていたのかもしれませんね。

今の時点では、調子の悪さが精神的なものからきているのか、からだに何らかの原因があるのかはわかりません。今までいろいろな医療機関を受診されたと思われますが、まずは心療内科を受診し、つらい現状を専門医に伝えることをおすすめします。その際は、これまでに受診した科や受けた検査、その結果などもまとめておくと、診察の助けになるでしょう。そのうえで、身体面で異常がないか、さらに再検査などで確認が必要な箇所があれば、医師から指示が出ると思います。また、話のなかでストレスになっているものが見つかるなどすれば、心療内科での治療が有効になるでしょう。

ネット上にはさまざまな情報があふれ、参考になるものとそうでないものの判別がむずかしいように思われるものの、自分の体調と合致するものがあると、気にせずにはいられませんよね。そして、つらい思いを1人で抱え考え込んでしまうと不安がさらに増し、悪循環になってしまうことが多くあります。それを避けるためにも、早めに専門家の力を借り、自身の思いをしっかりと伝え、今後について一緒に考えていくようにしてくださいね。