Question

熱中症が疑われるときの対処法は?

熱中症が疑われる場合の対処法を教えてください。

男性/30代

2022/06/05

Answer

ホメオスタシスは人が生まれ持った防御機能で、気象の変化や周りの環境に自分のからだを適応させ、安定した状態を保ちます。さまざまな外部環境の変化(ストレス)による影響を受けても、体内環境のバランスを保つことで健康を維持しています。体温調節はホメオスタシスのひとつです。体温が上がると汗をかき、皮膚表面の血管を拡張することでからだの熱を放散させ、体温を一定に保つ調節が行われています。ところが、汗をかくための水分が不足すると体温調節が機能しなくなっていきます。高温多湿な環境下では徐々に体内の脱水が進み、体内のナトリウムなど電解質のバランスが崩れて体温の調節機能が働かなくなり、体内に熱がこもっていきます。


熱中症は、気温や湿度が高い環境にからだが適応できないことによって起こるさまざまな症状の総称です。軽度では、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返りなどの症状があり、中度になると頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感など症状が現れ、重度になると返事がおかしい、意識の消失、けいれん、からだが熱くなるなどの症状がみられ、生命の危険にさらされます。熱中症の本質は、ホメオスタシスが破綻してしまうことです。これが維持できないと人は生きながらえることができません。


日中の屋外の作業やスポーツなどの活動時はもとより、室内でも夜間の睡眠中や日中静かに過ごしているときなどにも発症します。自力で水分がとれない、意識がないなどのときには、ただちに救急通報をしましょう。自力で水分がとれる場合は、涼しい場所に移動し、衣服を脱いでベルトなどからだを締めつけているものを外し、からだの表面近くに血管がある首の横・わきの下・そけい部を保冷材などで冷やしましょう。冷えた血液が体内を循環することによって体温を下げます。


手元にすばやく水分吸収ができる経口補水液があれば理想的ですが、なければ、スポーツドリンクや水、お茶500mlを30分くらい時間をかけて少量ずつ飲みます。症状が回復しなければ、速やかに医療機関を受診しましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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