上司への相談の仕方がわからない

仕事量が多く、心身ともに限界です。それでも上司に相談できず困っています。できないと言う勇気がありません。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
これまでたくさんの仕事を抱えて、必死にがんばってきたのですね。確かに「できない」と伝えるのはとても勇気がいることで、自分の評価が下がるのではないかと不安にもなると思います。しかし、健康的に仕事を続けていくためには、限界を迎える前に現状をしっかりと相談し、上司とともに対処方法を考えていくことがとても大切です。
上司に、仕事量が多くてできないというような相談をしてよいものか、と悩む人は多いと思います。逆に相談をせずに1人で抱えたことで、ミスにつながったり体調を崩してしまうなど、より困った状況にもなりかねません。部下がスムーズに仕事ができるようサポートするのも上司の大切な役割です。つらいときには遠慮せず、あらかじめ時間を取ってもらったうえで相談しましょう。
次に、相談の際のポイントにとしては、まず上司には現状で困っていることを正しく理解してもらう必要があります。数字などで示しながらできるだけ具体的、客観的に仕事の状況を話したうえで、自分にできることとできないことを整理して伝えるとよいでしょう。この部分の仕事を減らしてほしい、などの要望も伝えると、上司も対応を考えやすくなります。その際には、代わりにできそうなことなど、仕事への前向きな姿勢をみせられるとさらによいでしょう。日ごろサポートしてもらっている上司であれば、こうして相談する時間をとってもらったことにも感謝の言葉を添えるとよいですね。
一方で、心身ともに限界という言葉が気にかかりました。もし、睡眠や食事など生活の基本となる部分に支障が出ていたり、気持ちの落ち込みなどが続いたりするときには、症状に応じて心療内科の受診や職場の産業医や保健師などの産業保健スタッフへの相談も検討してください。仕事は周囲の人々と支え合って成り立つものです。決して1人でつらい気持ちを抱え込まないでください。


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