Question

育休から復帰。仕事も育児も気が滅入る

育休があけ、仕事復帰して1年。以前のようにやる気が起きず、思うようにこなせなかったり、同僚からの目が気になったりします。育児でも「パパのときはこんなに泣かないのに」と夫や周りから言われると気が滅入ります。






女性/30代

2022/04/24

Answer

仕事も育児もうまくいかない状況がつづくと、気持ちも晴れず、どこか追い込まれたような気持ちにもなってしまうのではと思います。このようなときに大切なことは、現状において、今、自分にとって何が負担になっているのか、何が悩みの種になっているのかを整理することだと思います。今の煮詰まった状況を我慢しつづけてしまうと、こころが限界に達してしまう心配もあるので、限界に行き着く前に、まずは現状を整理していくことをおすすめします。


そこでまず、仕事面についてですが、以前のようにやる気が起きず、思うようにこなせなかったりして、悪循環になっているようです。今の仕事内容や勤務形態が育休前と同じなのか、負担の割合なども気になるところですが、どのような点に行き詰まりを感じているのでしょう。


育休前と育休後では、日々の生活での負担も違ったり、仕事だけにエネルギーを注げない現状もあるのではと思われます。以前の自分と今の自分に焦点を当てて比べてしまうと、そこで煮詰まってしまうように思います。自分に対して厳しくなりすぎていないか、ぜひこの機会に振り返ってみてくださいね。もし、業務内容や業務量など具体的に負担に感じていることがあれば、無理をしつづけずに、上司などに相談する方法もあるので、1人だけで頑張りすぎないようにしてくださいね。


次に、育児についてですが「パパのときはこんなに泣かないのに」と周りから言われてしまうと、自分の接し方が悪いように感じられてしまい、つらいですね。仕事で疲れている状況があると、なおさら自分を悪く感じてしまったり、子どもと接するときも余裕なく接し、それが子どもに伝わってしまうこともあるかもしれませんね。育児面でも、現状において1人で頑張りすぎていることはないか、少し整理してみてはいかがでしょう。この機会にご主人と育児や家事の分担について話し合われてみることをおすすめします。すべて完璧に行おうとすると、だれであれ、疲れ果てて気力も低下してしまいがちです。悪循環に陥らないようにするためには、自分だけが負担を抱え込まないようにすることが大切です。


最後に、もし気力の低下や気持ちの晴れない状態がつづき、睡眠や食欲など生活にも影響が生じる状況がある場合は、医療の力を借りる段階に入っていると思います。無理をしつづけず、早めにメンタルクリニックなどの専門医への受診をおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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