Question

高齢者がもちを食べる際の注意点は?

高齢者がもちを食べるときに、気をつけることを教えてください。

女性/40代

2023/01/01

Answer

もちを食べたことで、窒息して死亡する人の85%以上が65歳以上というデータがあります。こうした事故は、のどに張りつきやすい食材としての特徴と、かむ力や飲み込む機能が低下することが原因で起こり、もちを食べる機会が増える12月と1月にとくに多く発生しています。


そこで高齢者がもちを食べる際には、一口で無理なく飲み込める大きさに切るようにしましょう。また、もちがのどに張りつかないように、よくかんで唾液を十分に出すことも大切です。朝は唾液の出方が少ないので、食事の前に会話をして口を動かすと準備体操になります。汁物や飲み物でのどをうるおしておくことも予防につながります。


食べる際は少量を口に入れ、慌てずにゆっくりよくかんでから、飲み込めるように工夫してください。もちを口に入れたまま話をしたり、周囲がびっくりさせるような行動をとることも避けましょう。

高齢者はお粥などの軟らかい食事でも、のどに詰まらせることがあります。家族や周りの人は、食事の際に目を配ってあげましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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食事
高齢期
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