Question

乳児の38.5℃の発熱は医者に行くべきか

夜中にぐずるので、熱を測ったら38.5℃もありました。すぐにお医者さんに行かなくともよいでしょうか。すぐお医者さんに行かなければいけないのは、どういうときですか。(7か月|女児)

女性/40代

2021/12/21

Answer

7か月ごろになると、そろそろ発熱することが多くなってきます。それまではお母さんからもらった免疫力がからだを守っていたのですが、だんだんと免疫力がからだから消えていくからです。これからは、いろいろな病原体に出合い、一つひとつと闘いながら自分の力で免疫力を備えていくことになります。7か月で38.5℃の発熱というのは、病原体と出合って自力で闘う初めての経験によるのかもしれません。これからも発熱を繰り返すと思いますが、赤ちゃんがじょうぶになっていくためには避けられない過程です。ですから、発熱は当然のことと考え、あわてずに対処してください。夜中の38.5℃の発熱は(たとえ40℃でも)、それだけでは救急外来を受診するには及びません。ただし、意識が変だとか、呼吸が苦しそうだとか、ひどく顔色が悪いとか、発熱以外にこのような症状がある場合には夜中でも受診したほうがよいと思います。また、お尋ねの赤ちゃんは7か月ですが、6か月未満の場合には症状がわかりにくいので、用心して早めに受診を考えたほうがよいと思います。

回答者

福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長

横谷 進

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

発熱
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。