Question

体重を減らすための食事の工夫

靭帯損傷で入院して太ってしまいました。運動ができないので食事で気をつけることを教えてください。

男性/40代

2021/12/21

Answer

体重は、食べ物からとる「摂取カロリー」と、運動などで消費する「消費カロリー」のバランスで変動します。摂取カロリーのほうが、消費カロリーよりも多い状態が続くと、体重は増加します。


消費カロリーには、基礎代謝(生命維持のために使われる)、生活活動代謝(体を動かすことで使われる)、食事誘発性代謝(食事をとることで、体熱として消費される)があります。外傷などで運動量が減った場合、基礎代謝や食事誘発性代謝によるカロリー消費は、外傷の前と同様ですが、生活活動代謝による消費量が低下します。このため、カロリーの出納バランスが崩れて、体重が増えやすくなるのです。


体重を増やさないためには、高カロリーのもの、エンプティー食品(カロリーはあるが、その他の栄養素が少ないもの。アルコールなど)をとり過ぎないことが大切です。糖質が多いもの(菓子、菓子パンなど)、油脂が多いもの(揚げ物、炒め物、ナッツ類、バター、油、洋菓子など)、甘い飲み物、アルコールなどは控えめにしましょう。ただし、外傷があっても、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素の必要量はあまり変わりません。回復のためにも、これらは十分にとるようにしましょう。


また、夜遅い時間帯の間食、夜食、飲酒は、体重が増えやすくなるので要注意です。体重を毎日計測するようにして、増えたら食事量を調節する習慣をつけるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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食事
ダイエット
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