運動できないときでも太らない食事のコツ

2021/12/21
けがをしてから運動習慣が減り、太ってしまいました。運動ができないので食事で気をつけることを教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
体重は、食べ物からとる「摂取カロリー」と、運動などで消費する「消費カロリー」のバランスで変動します。摂取カロリーのほうが、消費カロリーよりも多い状態が続くと、体重は増加します。
消費カロリーには以下の3つがあります。
・基礎代謝:生命維持のために使われるエネルギー
・生活活動代謝:体を動かすことで使われるエネルギー
・食事誘発性代謝:食事をとることで、体熱として消費される(熱を生み出す)エネルギー
外傷(けが)などで運動量が減ると、生活活動代謝が低下します。基礎代謝や食事誘発性代謝が変わらなくても全体の消費カロリーが減るため、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れて、体重が増えやすくなるのです。
体重を増やさないためには、以下のような高カロリー食品や「エンプティー食品(カロリーはあるが、その他の栄養素が少ないもの。アルコールなど)」をとり過ぎないことが大切です。
・糖質が多いもの(菓子、菓子パンなど)
・油脂が多いもの(揚げ物、炒め物、ナッツ類、バター、油、洋菓子など)
・甘い飲み物やアルコール
一方で、けがで運動量が減っても、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素の必要量はあまり変わりません。回復のためにも、これらは十分にとるようにしましょう。
また、夜遅い時間帯の間食、夜食、飲酒は、体重が増えやすくなるので要注意です。体重を毎日計測するようにして、増えたら食事量を調節する習慣をつけるとよいでしょう。


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