寒い季節に太らない食事の工夫

体重は、食事からとる「摂取カロリー」と、体を動かす「消費カロリー」のバランスで変動します。摂取カロリーのほうが消費カロリーより多い状態が続くと、体重が増えていきます。

退職後は、通勤や仕事中の活動がなくなり、運動量が減る場合が多く、消費カロリーが減って体重が増えやすくなります。

ただし、これからの健康維持のためには、食事量を減らすのではなく、運動量を増やすほうが大切です。例えば、散歩や買い物、スポーツ、地域活動などで、外に出る機会を増やしたり、家でも、家事や趣味を行ったり、スクワットなどの筋トレをするなど、こまめに体を動かすようにしてみましょう。

食事は、食べすぎていないかどうかの見直しを。ごはんの大盛りやおかわりをする、揚げ物を食べる回数が多い、間食や夜食をとる、飲酒量が多いなどが思い当たる人は、太りやすいので要注意です。野菜や海藻、きのこ類などを使った低カロリーの料理は、毎食しっかりとるようにして、高カロリーのものはとりすぎないように心がけましょう。

家にいる時間が長いと、ついお菓子などを食べてしまう場合があります。間食は、食べる時間と量を決める、菓子類を買い置きしない、栄養表示を見て1日100kcalまでにする、など具体的に対策を立てるとよいでしょう。