市販のかぜ薬の選び方は?
かぜの市販薬を選ぶときのコツ、服用時の注意点はありますか。
女性/30代
2022/02/16
かぜウイルスそのものを撃退する薬はありません。かぜ薬は、症状を軽くし、体の抵抗力をつけるためのもの。症状にあった薬を飲むことが大切です。
日本OTC医薬品協会によると、普通のかぜであれば症状の改善は2~3日でみられるため、5~6回服用しても症状の改善がみられないようであれば、症状の悪化や他の疾患なども考えられるので、服用を中止し、医師、薬剤師、登録販売者に相談して指示を受けるようにとすすめています。
●総合感冒薬
・かぜの諸症状を抑えるものです。
・熱や痛みを緩和する解熱鎮痛薬、せきやたんを鎮める鎮咳・去たん薬、鼻水を抑える抗ヒスタミン剤などが配合されたものを指します。
・なかには、抗炎症剤、ビタミン剤、漢方薬のもとになる生薬を配合しているものもあります。
●のどかぜには
・のどの粘膜が腫れて乾燥しているために、せきが出たり、のどが痛くなったりします。
・抗炎症作用のあるものや、鎮咳・去たん薬に殺菌・消毒の作用が加えられたトローチなどを用います。
・せきやたんがひどいときに飲む鎮咳・去たん薬には、漢方生薬の桔梗(ききょう)や麻黄(まおう)などが含まれているものがあります。
●鼻かぜには
・鼻の粘膜が腫れて、鼻水が出たり、鼻づまりになったりします。
・鼻水には鼻汁分泌抑制剤、鼻づまりには点鼻薬を用います。
・抗ヒスタミン剤は鼻づまりなどにも効果があります。
●発熱時は
・ウイルスに感染すると、体は感染病原を抑えようとして熱が出て、体のさまざまな防衛機能が促進されます。しかし、発熱は体に相当な負担をかけるため、発熱が長びき、体力を消耗して食欲もなくなってきたようなら解熱薬を使います。
・痛み止めの効果もあるので、解熱鎮痛薬とも呼ばれているのものです。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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