ストレスで甘いものがやめられません

私はストレスがたまると甘いものを好きなだけ食べてしまいます。それなりにからだは動かしていますし、糖尿病のため自分でもコントロールしなければいけないこともわかっています。でもやめられません。現在、気分障害もあります。仕事もハードになり、在宅介護もしてます。アドバイスをお願いします。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
ご相談者は現在、糖尿病や気分障害といった疾患を抱えているうえに仕事もハードで在宅介護もなさり、日々大変な思いをされているのですね。それらの苦しみのはけ口として、甘いものに手が伸びているとのこと。いけないと思えば思うほど、よけいに食べたいという欲求が強まってしまうのかもしれません。
このままでは健康への悪影響が心配なので、食べ過ぎない手立てを探ってみましょう。
まず糖尿病の状態についてきちんと把握してみましょう。1日の摂取カロリーをどのくらいに制限されているのか、また、ご自分の食生活はどのような状態か、確認してみてください。急にやめられなくても、少しずつ減らせそうなものが見つかれば、そこから行動していきましょう。
また、糖尿病の治療は、単に甘いものを食べないというだけではなく、食事全体のバランスや運動量、生活習慣といった視点も重要です。ご相談者が心がけていることやこれからもつづけた方がよいことは、思い浮かびますか? もし、買い置きをしないということを実行されているのであれば、つづけてください。
このほか、甘いものを無性に食べたくなったときに、それを止めるための対処法を用意することもよいでしょう。食べようと思った瞬間に、深呼吸を10回するとか、好きな歌を口ずさむのはどうでしょうか? 1分でもやり過ごすことができると、その後にはそれほど欲しなくなるものです。そして、その体験が次第に欲求から遠ざけることになります。がまんするというより無理せずできることをやってみるという気持ちで、じっくり取り組んでくださいね。
ここまでは行動面での手立てを考えてきましたが、やはり気になるのはストレスがたまると甘いものを食べてしまうという心の状態です。このことはご相談者の心が発するSOSのサインだと思い、食べ過ぎのきっかけとなるストレスについても目を向けてみましょう。
ポイントは、いつ、どこで、何をしているとストレスを感じるか思い返してみることです。もしかしたら、仕事と介護の忙しさから外出して気分転換する時間がなく、家で手軽にストレス発散する方法として甘いものを好きなだけ食べるということをしているのではないかと想像しましたが、いかがでしょうか?
そうであるならば、ゆったり過ごせる時間を捻出してホッと一息ついてみませんか? 心にもからだと同様に休息は必要です。思い当たる節がおありでしたら、明日から5分でも10分でも構いませんので、時間を割いて忙しい毎日をがんばる自分をねぎらうことから始めましょう。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。