強迫性障害と診断。食欲不振やうつ症状も

長年、悩まされてきた症状の原因がわかったのですね。原因がわかり、少し安心された部分もあったご様子ですが、日常生活のなかで、いくつかお困りの症状があり、とてもつらい状態で過ごされているようで、心配です。今後、どのように対応していけばよいのか、一緒に考えていきたいと思います。

あなたは、精神科や心療内科などで強迫性障害と診断されたのでしょうか？　その際、食欲不振や不眠、日中倒れてしまうことなどを主治医の先生に伝えましたか？　もしまだであれば、まずは主治医に、現在出ている症状について話し、相談することが最も大切です。

あなたが心配されているように、たしかにうつ病でこういった症状が出る場合もあります。しかし、別の要因で引き起こされている可能性もあり、ご自分で判断したり、思い込んでしまうのはよくありません。とくに、強迫性障害と診断されているのであれば、それに伴う症状の場合も考えられますので、治療に関しては主治医の指示を仰ぐようにしましょう。

また、一見精神的なことが原因と思われがちな症状であっても、身体的な疾患が原因となっている場合もあります。あなたの場合、食欲不振、からだの違和感、倒れてしまうなどの身体症状も多く出ているので、身体的な問題が隠れていないか、一度検査をしてもらうことをおすすめします。

そういった検査の結果、もし２つ以上の病気があったとしても、基本的には主治医の指示に従って今出ている症状と向き合い、少しずつ改善していくことになるでしょう。とくに精神的な病気の場合、病名は違っても同じような症状が出ることも多くあります。複数の病名がついたとしても、まずは今一番困っている症状に焦点を当て、治療を進めていくことが一般的です。

適切な治療を受けるためには、主治医とのコミュニケーションが必要不可欠です。受診の際には、お困りの症状をしっかりと伝えるよう、心がけてくださいね。

あなたが一日も早く回復されますことを、願っています。