Question

うつの人の生活の過ごし方は?

中度のうつだと診断されました。旅行はダメ、仕事はひと月休みなさい、心理学の様なものの本は読まないように、などと言われ、家で何をしたらよいのかわかりません。うつの人にとってよい生活の過ごし方を教えてください。

女性/30代

2022/01/28

Answer

診察で中度のうつだと診断され、1カ月休職との指示が出たのですね。これまでの経過やくわしい状況はわかりかねますが、今は仕事をするより、休養して心身の回復を図ったほうがよい状態なのだと思います。何もしないで過ごしてよいのかしらと戸惑われるかもしれませんが、エネルギーが低下しているときは、心とからだを休ませ、エネルギーを蓄え直す必要があります。まずは、今までがんばってこられたご自分を労わってくださいね。


日々の過ごし方で大切なことは、服薬と休息です。服薬は、主治医の指示通りに続けてくださいね。ご自分の判断で減らしたり、中断したりすると、症状が悪化するおそれがあります。変化が見られない、副作用が出たなど、心配な状況があればメモするなどして、受診の際に主治医に忘れず伝えましょう。


十分な休息のためには、睡眠と食事が大切です。人は睡眠によって心とからだの疲労を回復させます。一定の時間に起床、就寝し、睡眠時間を確保するようにしてください。体内時計の働きで、人は起床してから16~17時間後に眠くなります。ぜひそのタイミングを見計らって就寝してみてください。寝付きが悪いときもあるかもしれませんが、そうしたときは、横になってからだを休めるだけでも休養になります。


また、食事で栄養を補給することで、からだの疲労回復が助けられます。心とからだはコインのように表裏一体で、お互いに影響し合います。身体のコンディションが整うことで、心が楽になることもあります。調理が負担であれば、今はスーパーやコンビニ、宅配でも半調理食品のメニューが豊富にあります。中食でよいので、バランスのよい食事を1日3回取るように心がけてください。


意外に思うかもしれませんが、何か特別なことをするより、十分に睡眠を取って、規則正しい生活を送るという過ごし方が望ましいのです。生活リズムを安定させることで、乱れたコンディションも整いやすくなります。また、仕事に戻ることを考えると、昼夜逆転の様な生活は避けていただきたいです。


なお、旅行は心とからだが元気なときはよい気分転換になるのですが、元気なときでもかなりのエネルギーを消耗するものです。ましてやエネルギーがあまりないときには、環境が変わったり、初めての場所に行ったり、知らない人と出会ったりすることは逆効果になります。


旅先で体調を崩してしまうと、かかりつけ医をすぐに受診できないなどといったデメリットも考えられます。ですから、疲れない程度の散歩やアロマ、音楽を聴くなど、自分の好きな方法でリラックスした時間を過ごされることをおすすめします。


今は歯がゆい気持ちがあるかもしれませんが、心身の健康状態が回復していくにつれて、日々の過ごし方は変わっていきます。そのつど、主治医にアドバイスいただきながら、お過ごしください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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