まぶたのけいれん 。病気の可能性は?
右側のまぶたがぴくぴくけいれんすることがあります。何かの病気の前兆でしょうか?
男性/50代
2022/01/28
右下まぶたのけいれんの症状が続き、病気の前兆ではないかと心配されていらっしゃるのですね。一般的な受診の目安などについてご説明したいと思います。
眼瞼(がんけん)に起こるけいれんは、現在はっきりとした原因はわかっていませんが、その多くは、血管による神経の圧迫に由来しているのではないかと考えられています。また、眼精疲労などによる筋肉の疲れや精神的な緊張により、症状が出やすいとされています。
この症状は女性に多い傾向があります。
顔面の片側に起こることが多く、目の周り、とくに下まぶたがときどきピクピクする症状が表れやすいとされています。血管による圧迫以外の原因で症状が出ることもあるため、医師の判断により、MRI(磁気共鳴画像)やCT(コンピューター断層撮影)などのくわしい検査が必要になることもあります。
通常は2~3週間で症状が軽くなることが多いのですが、ほおや口の周りなど片側の顔面にけいれんが広がってくることもあります。症状が長引く場合や日常生活に不自由を感じる場合は、神経内科の受診がすすめられます。
治療法としては、抗不安薬の内服やボツリヌス毒素を注射してけいれんを止める方法などがあります。ボツリヌス毒素による注射は、近年主流となっていて、効果は3~4カ月持続します。また、根本的な治療方法として、手術が選択される場合もあります。
生活面では、以下のことに留意して症状の改善を図りましょう。
・できる限りゆっくり過ごすようにする。
・睡眠を十分にとり、疲れを溜めないようにする。
・患部を温める。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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