Question

膀胱炎、服薬しても痛みが続く

2年前から膀胱炎をくり返しており、3カ月前に受診して「間質性膀胱炎」と診断されました。服薬していますが、痛みは続いています。この痛みは、耐えるしかないのでしょうか? 間質性膀胱炎は治る病気ですか?

女性/30代

2022/01/28

Answer

2年前から膀胱炎をくり返し、3カ月前に間質性膀胱炎との診断を受けられたのですね。痛みが続いていらっしゃるとのことで、毎日、さぞご負担が大きいこととお察しいたします。間質性膀胱炎の症状や痛みへの対処法などについて、お話しします。


一般に多くみられる細菌性(急性)膀胱炎は、細菌感染で発症しますが、間質性膀胱炎の場合、尿中に細菌はほとんどみられません。急性膀胱炎は、膀胱の粘膜で炎症が起こるのに対し、間質性膀胱炎は粘膜が壊れ、その下の粘膜下層(間質)で炎症が起こります。今のところ、間質性膀胱炎の原因はわかっていません。


症状は、慢性的な恥骨上部(下腹部)や会陰部の痛み、昼夜を問わない頻尿、尿意切迫感などです。頻尿の程度は、1日十数回から、多いときは1時間に何回もトイレに行く状態になります。日常生活に支障をきたすのみならず、睡眠障害を起こすこともあります。間質性膀胱炎の痛みは、尿がたまるにつれて激しく痛み、排尿後は楽になるのが特徴です。


間質性膀胱炎の治療は、現状では確立した方法はなく、症状に合わせた対症療法的な治療が行われます。病気の経過は、再燃と寛解(完全には治らないものの、病状が落ち着き穏やかな状態)をくり返すため、治療を続けることが必要な病気です。有効とされている一般的な治療は、以下のとおりです。


●薬物治療

●内視鏡的治療

●膀胱内への薬物注入治療

●生活指導


このような治療を試みても、悪化する傾向で症状による負荷が大きい場合、膀胱を全摘する手術を行うこともありますが、最終的に選ぶ治療法なので、判断は慎重に下されます。


間質性膀胱炎は、食事や環境、精神的ストレスなどの影響を受けやすいといわれています。アルコールやコーヒー、炭酸飲料、香辛料、柑橘類、酢の物などの食品を控えることにより、症状の緩和が期待されます。また、濃縮尿や尿中の刺激物質が慢性炎症の増悪に関連すると考えられていますので、日常的に水分を積極的にとることは大切です。さらに、精神的なストレスは、症状悪化の要因となりますので、ストレスをためないように心がけましょう。


ご相談者の症状、経過などを把握している主治医に相談し、痛みをやわらげる対処法を取り入れながら、治療を続けられることをおすすめします。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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