Question

ピロリ菌検査の尿素呼気試験の方法

ピロリ菌検査の尿素呼気試験は、どのような方法で行われますか?

男性/30代

2022/01/28

Answer

尿素呼気試験は、ピロリ菌が存在するかの診断および除菌治療後に除菌が成功したかを判定するために行われる検査です。検査方法は次のとおりです。


まず、呼気を専用の呼気バックに採取し、その後、 検査薬を水100mlとともに、かまずに5秒以内に飲み込みます。検査薬によっては、服用後にうがいが必要なものもあります。そして、検査薬服用20分後に、再び呼気を採取します。


検査の所要時間は、およそ30分。検査中は医師の指示に従い、静かに椅子に座って待ちます。検査機関によっては、横になって行うこともあるようです。


検査は通常、空腹で行われます。これは検査結果に、食事(トウモロモシやパイナップル、豚・鶏肉、卵など)の影響が出てしまう可能性があるためです。一般的には、食後4時間程度あけることが指示されます。


また、検査材料が呼気なので、検査前は禁煙が必要です。喫煙後は30分以上あけてから検査します。そのほか、一部の胃潰瘍の治療薬や抗生剤の服用中、服用直後は、検査結果が偽陰性(菌がいるのにいないと判定されること)となるケースがあるため、2週間以上、服薬を中止してから検査を行います。


くわしくは、主治医あるいは専門医に相談されることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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