Question

セカンドオピニオンを受けたい

乳がんの診断を受けました。主治医から治療方針の説明がありましたが納得できず、セカンドオピニオンを受けたいと考えています。場合によっては、別の病院で治療を受けたいのですが、どうしたらよいでしょうか。

女性/40代

2021/12/21

Answer

セカンドオピニオンとは、患者やその家族が病状に適した治療(納得のいく治療)を選択するために、主治医の承諾を得て、別の医療機関の医師に診断内容や治療方針についての第二の意見を求めることを指します。医療保険の対象ではありませんので、費用は医療機関ごとに異なります。


セカンドオピニオンの後には、セカンドオピニオンで得られた意見も含めて、再度、治療について主治医と検討、決定していくことになります。ですから、別の医療機関に転院して治療を受けることとセカンドオピニオンは別に考える必要があります。


一般的に、診断や治療方針に納得できない場合やいくつかの選択肢がある場合、ほかの医師と話をすることで、病気への理解はさらに深まります。また、主治医とセカンドオピニオン先の医師の意見が同じであるとわかれば、納得・安心してその後の治療が受けられることもメリットです。


まずは、心配していることや疑問に思っていること、不安な気持ちなどを主治医に十分に伝えておくことが大切です。自身や家族の考えを主治医によく理解してもらい、信頼関係をきちんと作っておくことが、その後の治療をスムーズかつ主体的に進めることにつながります。


セカンドオピニオンを受けるには、大学病院や専門病院などにあるセカンドオピニオン外来を利用するのが一般的です。セカンドオピニオンでは検査や診察は行いません。主治医からの診療情報提供書や持参された検査データ、画像などをもとに病状の説明や治療方針について意見を述べます。


転院について考える場合は、なぜ転院したいのかの理由を明確にしておくことが必要です。転院するとどんなメリットがあるのか、デメリットはないのかなどを家族ともよく検討して主治医に相談されることをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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