おねしょが続く5歳、医師に相談は必要?

2022/07/18
5歳の子どものおねしょが続いています。医師への相談は必要でしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
子どものおねしょ(夜尿症)は、「5歳以上で1カ月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3カ月以上つづくもの」と定義されています。
7歳児でおねしょのある子どもは1割程度とされ、その後は成長とともに自然に治るとされますが、治らないまま大人になるケースもまれにあるといわれています。
これまで、おねしょは自然に治るものとして経過を見守る考えが強くありました。しかし近年では、本人の精神的な負担や、まれに大人になっても治らない例があることなどを考慮し、小学校入学以降の6歳頃からを治療対象とするようになりました。
5歳の段階では、まず次のような生活習慣の改善を行い、経過をみます。
1. 日中は十分な水分をとる
2. 夕食は寝る2時間前までにすませる
3. 夕食後は水分を控える(コップ1杯程度まで)
4. 寝る前に必ず排尿する
5. 夜は起こさない
6. 睡眠中の寒さや冷えに気をつける
6歳から7歳で、このような生活習慣の改善をしてもおねしょが治らない場合は、かかりつけの小児科医を受診しましょう。その際、夜尿記録を持参するとよいでしょう。おねしょの有無を記録した簡単なものでよく、この記録をつけるだけでも改善の効果があります。


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