逆流性食道炎で避けるべき生活習慣は?

逆流性食道炎と診断されました。症状を悪化させないために、日常生活でやってはいけないことや避けるべき食事・習慣について教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道が炎症を起こし、胸焼けや胸の痛みなどの不快な症状が生じる病気です。胃の内容物が逆流しないように防いでいる下部食道括約筋が加齢によって緩んだり、肥満により胃が圧迫されて胃液を逆流させてしまうことが大きな原因です。また、暴飲暴食や脂肪の多い食事が胃酸の分泌を活発化させ、過剰になった胃酸が逆流しやすくなることも発症につながります。
逆流性食道炎の治療は、服薬と生活習慣の改善が基本となります。
あぶらっぽい食事、アルコール、チョコレート、コーヒー、炭酸飲料、みかんなどの柑橘類は、胃酸の分泌量を増やします。分泌量が増えればそれだけ胃酸が食道へ逆流しやすくなります。
食生活では、以下の点を避けるようにしてください。
・食べすぎや、食べすぎの原因となる早食い
・高脂肪食や消化に時間のかかる食べ物を多くとる
・炭酸飲料を多く飲む
・酒の飲みすぎ
・酸味の強いものをとる
・激辛のもの、熱すぎるものをとる
日常生活では、以下の点に注意してください。
・食後すぐに横になる(胃酸が逆流しやすくなる)
・就寝直前の食事をする
・長時間にわたる前かがみの姿勢
・喫煙
・ガードル・補正下着など腹部を強く圧迫する衣類の着用
・肥満
・過労やストレス
男性では40から60歳代の肥満傾向がある人、女性では60歳代以上で腰が曲がり背中が丸くなった状態(亀背)の人に逆流性食道炎が多い傾向があります。まずは、生活習慣を見直して、逆流性食道炎を予防してください。


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