血圧の上下の差は大きい方がいい?

2022/01/28
血圧の上下の差が小さいのですが、差が大きいのと小さいのではどちらがよくないのでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
上の血圧は収縮期血圧、下の血圧を拡張期血圧といい、上下の差を脈圧といいます。この脈圧は、小さいほうがよいことがわかっています。
たとえば、収縮期血圧が160mmHgで、拡張期血圧が80mmHgの人と60mmHgの人の場合では、脈圧が大きい60mmHgの人(下:60~上:160と差が100)が重症な高血圧といえます。
若いうちは拡張期血圧が、55歳以上になると収縮期血圧が、将来の循環器病のリスクを反映するといわれています。
収縮期血圧は、加齢とともに上がります。一方、拡張期血圧は、血管が固くなることにより、血液を押し進める力が弱くなったことで下がってくるのです。
脈圧が大きいということは、それだけで血管が固くなっていることを示しています。つまり、脈圧が大きいということは、動脈硬化が進んでいると考えられます。


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