家庭用血圧計は正確？

家庭用血圧計でも、機種の特性を把握して測ることで、正確な血圧を知ることができます。

家庭用血圧計にはいろいろな機種がありますが、日本高血圧学会の家庭血圧測定ガイドラインでは、二の腕（上腕）で測る血圧計を推奨しています。

測る腕は、利き腕の反対が原則です。二の腕に直接、血圧計カフを巻きます。そのとき、カフが肘関節にかからないようにしましょう。腕は机などに乗せ、心臓と二の腕が同じ高さになるようにします。必要があれば枕などで支えて、腕を前に伸ばし、二の腕をリラックスさせて測ってください。難しければ、病院の看護師さんに測り方を聞いてみるのもいい方法です。

ちなみに、指で測る血圧計は、指の血圧を測ることになります。しかし、指の血圧と上腕の血圧には差があり、高く出たり低く出たりするため、指の血圧で高血圧を判断することは危険です。

手首で測る血圧計も同様で、手首の形状から、手首を走っている動脈を完全に圧迫できないケースがあるため、正確さに疑問が残るといわれています。