Question

変形性股関節症 手術のタイミングは?

数年前に変形性股関節症と診断されて様子をみています。どのような状態になったら、手術を受けたほうがよいのでしょうか。

男性/50代

2021/12/21

Answer

股関節は鼠径部(そけいぶ:足のつけ根)にあるので、変形性股関節症の初期では、立ち上がりや歩き始めに足のつけ根に痛みを感じます。 症状が進行すると痛みが強くなり、場合によっては持続痛(常に痛む)や夜間痛(夜寝ていても痛む)に悩まされることもあります。


初期の段階であれば、股関節への負担を減らすため、痛みが強くなるような動作を避け、肥満があれば減量を行います。また、必要に応じて杖などの歩行補助具を使用、痛み止めなどの薬物治療を受けながら、保存的療法で様子をみるのが一般的です。しかし、保存的療法でも症状が取れず、生活上の支障が大きい場合は手術が検討されます。


痛みがあるとどうしても歩かなくなりがちで、筋力が衰えてしまいます。そうすると、せっかく手術をしても、その後のリハビリが困難になったり、回復するまでに時間を要してしまうことも少なくありません。また、あまりに筋力が低下している場合は、すぐに手術ができないこともあります。


そのため、保存的療法で様子をみている間も筋力が維持できるように、医師に相談をしながら水中ウォーキングなどの股関節への負担が少ない運動を週に2~3回継続して行うとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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