Question

難聴の進行を防ぐには

加齢による軽度の難聴があります。治療法はないと言われましたが、進行を防ぐために心がけることはありますか。

女性/60代

2022/01/28

Answer

加齢による難聴は、低音域より高音域から聞こえづらくなること、左右両耳が悪くなることが特徴です。初期のうちには聞こえの悪さが軽度であるため、自分でも気づきませんが、聴力の低下は、実は30~40代から見られます。それが少しずつ進行し、生活に支障を感じ始めるようになって初めて自覚します。年齢が進むと聴力の低下も徐々に進みますが、低下の速さや程度には個人差があり、それには体質や遺伝的な要素が関係していると言われています。


加齢による難聴の効果的な治療法は、残念ながらありませんので、様子をみることになります。

難聴を早めるリスクとして、騒音、薬剤、食生活や喫煙のほか、糖尿病や高血圧症など生活習慣病との関連も指摘されています。そのため、生活習慣病を予防し、病気がある人は病気の管理を行うことが必要です。食べすぎを防ぎ、栄養バランスのよい食事をとる、ウォーキングなど適度な運動を定期的に行う、睡眠を十分にとり、疲れやストレスを溜めないことなどを心がけましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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