子どもと一緒で在宅勤務がはかどらない

在宅勤務には「通勤ストレスがなくて快適」「平日に家族と過ごす時間が増えた」など肯定的な意見とともに「オフィス用デスクといすではなく、からだがつらい」「一人暮らしでオーバーワークになる」などの意見もあります。一人ひとり顔が違うようにいろいろな受け止め方があり、抱えている事情が異なる現実が垣間見えます。焦らず少しずつ慣れていけるといいですね。

例えば、出社日と在宅勤務日でメリハリをつけて帳尻が合えば「OK」と考えてみる。また出社時と同様に仕事をしなければならないと思うと、できないことのストレスが強まります。在宅勤務日は一人で進められる仕事や作業にあて、出社時には会社でしかできない作業や対面で行ったほうがよい打ち合わせにあてるなどです。

一方、同僚たちと同じように働けない罪悪感や孤立感が、イライラや落ち込みなど精神面に影響を与えることも考えられます。家族や上司、同僚に事情を伝えて理解やサポートを得られると心強いので、がまんせずに身近な人に相談しましょう。言葉で伝えることは、気持ちの分かち合いやアドバイスを得ることにつながります。集中して仕事したいときに、夫に協力を頼むのも1つです。

今は大変かもしれませんが、長い人生の中で子どもに手がかかるのは短い間のことです。見方を変えると、成長著しいお子さんと濃密な時間を過ごせるまたとない機会かもしれません。将来、よい思い出として懐かしむ日もあるでしょうから、焦らずに今できることを一つひとつ重ねていく心持ちで過ごしてくださいね。

※2022年１月31日時点の内容です。