Question

血管迷走神経性失神が起こる原因

妹が学校の朝礼時によく貧血を起こします。血管迷走神経性失神といわれましたが、何が原因でこのような症状が起こりますか。

女性/~10代

2021/12/21

Answer

失神は一時的に意識を失う症状で、脳の血流量が減少することで起こります。


血管迷走神経失神は、いろいろな理由で交感神経が過度に緊張することが原因と考えられます。まず、心拍数や血管への抵抗が増加し、心臓の心室の収縮性がさらに増すことで、迷走神経活動が高まり、脈拍数の減少と血管拡張から血圧が低下して失神が起こります。


血管迷走神経失神は、同じ姿勢で長時間立っていたり、座っていたりするときによく起こります。また、脱水や発熱、疼痛、不眠、疲労、採血、恐怖などの精神的・肉体的ストレスや、人ごみの中や閉鎖された空間などの環境が原因となることもあります。


個人差はありますが、失神直前に、頭痛や頭が重い感じ、物が二重に見える、吐き気、嘔吐、気分不快、動悸、発汗、腹痛、眼前が真っ暗になるなどの症状を感じることが多いようです。


一般的に、失神の継続時間は1分以内と比較的短いのが特徴です。仰向けになって安静にしていると、ほとんどの人がすぐに回復します。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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