血圧を下げるのに効果的な運動は？

運動は、血管の収縮・拡張を調節する血管内皮機能を向上させることで、高血圧を改善するといわれています。運動の種類としては、早足での散歩、軽いジョギング、平らな道でのサイクリング、水泳、水中運動といった酸素を取り込む有酸素運動で、強度は「ややきつい」程度のものがすすめられます。

時間はできれば毎日30分以上を継続的に行うとよいでしょう。毎日30分以上のまとまった時間をとれない人は、10分以上の運動を合計して1日30分を超えることを目標にします。

また、有酸素運動に加えて、筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動（筋力トレーニング）や、筋肉を伸ばすストレッチ運動を組み合わせて行うと、体重や体脂肪が減る、ウエストがしまる、骨粗しょう症や腰痛の防止、関節可動域が広がることによるけがの予防などが期待できます。

高血圧を治療中の人、その他の持病がある人は、主治医に運動の強度や頻度を確認した上で行うことが大切です。