男女間の不平等さを感じる職場で将来が不安
念願の仕事に就くことができ希望を抱いて入社しましたが、男性社員が圧倒的多数ということもあり、仕事において男女間の不平等さを感じることが多々あります。男性社員に比べて雑用を頼まれたり、補助的な業務しかさせてもらえなかったりすることが多く疑問や不満も。将来は、結婚して子育てをしながら仕事を続けていきたいのですが、このような職場では、それを叶えることも難しいように思えて不安です。
女性/20代
2021/12/21
1986年に「男女雇用機会均等法」が施行されて30年余り、2015年には「女性活躍推進法」が成立し、女性の個性や能力を十分に発揮できる社会の実現が謳われています。その一方で、ご相談者の職場にみられるような、いわゆる「男尊女卑」の考え方が、根強く残っているとも思われる現状はとても残念なことです。
「女性だから」という理由による仕事上での不平等な扱いは、あってはならないことです。しかし、男女間の不平等をもたらす「慣習」や「風土」は、法律ができてもいわば高くて厚い壁のように立ちはだかるもので、個人の力で改革するのは難しい面もあります。
ただし、今のご相談者が求めているのは、自身が納得のできる仕事をすることにあるのではないでしょうか。これを機に「男女間の不平等」という視点は一旦脇に置いて、「担当している業務」について冷静に考えてみてはいかがでしょう。
具体的な行動の例としては、ご相談者の考える「雑用」の実際の内容や占める割合などを上司に示しながら、今の仕事の役割分担について話し合ってみることなどがあります。自分がやりたい、挑戦してみたいと考える業務があるのなら、希望や意欲を上司に伝えることも大切だと思います。
それでも不平等な扱いがなかなか解消されないと思われる場合は、人事部門をはじめとした社内の相談窓口などを利用するのも方法です。同じ境遇にある女性社員の意見をまとめることが、功を奏すこともあるかもしれません。あなたの働きぶりが男女の垣根を越えて認められ、性別を意識することなく仕事に打ち込めることを願っています。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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