Question
子どもがオスグッド病と診断された
13歳の子ども(男子)が陸上をやっています。膝痛をうったえたので整形外科を受診したところ、オスグッド病と診断されました。治療方法について教えてください。

女性/40代
2021/12/21
Answer
オスグッド病は、10~15歳頃の成長期に、跳躍やボールを蹴るスポーツを過度に行うことにより起こります。骨の急激な伸びに、骨周囲の筋肉や腱の成長が追いつかず、筋肉や腱が引っ張られた状態で、膝下の部分に負荷がかかる膝の屈伸運動などを繰り返すと痛みます。炎症や骨の変形による痛みで動作がつらく、発症後3カ月から6カ月ほどはスポーツをすると症状が強まります。スポーツをやめると痛みは軽快し、多くは成長とともに治癒します。
一般的な治療法は、運動前後の太もも前面の筋肉を含めた膝周辺のストレッチ、運動後のアイシング、痛む動作を避ける、などを徹底することです。痛みをとるために消炎鎮痛剤が処方される場合もあります。骨が変形すると痛みが残るなどの影響もあるため、変形の予防が大切です。治療の初期は、特に医師の指示を十分守りましょう。症状が長引く場合には、運動時にベルト装着を指示されることもあります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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膝痛
整形外科
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