知人の訃報に接してから気持ちが滅入る

気持ちの処理の仕方がわからない、という言葉に、困惑、悲しさ、不安など、複雑な気持ちが入り混じっていることがうかがえます。関係の深さにかかわらず、人の死にショックを受けるのは自然なことだと思います。

気持ちが滅入っているということですが、体調はいかがですか。夜はよく眠れていますか。食欲や食事量に変化はありませんか。できるだけ仕事や家事などはいつも通り行い、規則正しい生活を心がけましょう。そして普段以上に、心とからだを休めることを意識してください。

それから、家族や友人など、安心して話を聴いてもらえそうな方は周りにいますか。今のようなときは一人で気持ちを抱え込んでしまわずに、どんな風にでもよいので、誰かに聞いてもらいましょう。

人と話すことで、滅入った気持ちがやわらいだり、自分の中でぐるぐる渦巻いて複雑になった感情がほぐれていったりすることがあると思います。もし、言葉にするのがつらいときは、ただ一緒にいるだけでもよいのです。安心できる人と一緒に過ごしましょう。

近しい間柄ではないのにこんな気分になるなんてと、決して自分の気持ちにふたをしないでください。今のような時期は、我慢したり、無理をしたりせずに、人に頼ることも大切です。

もし、睡眠や食事が十分にとれないことが続いたり、時間が経過しても気持ちが落ち着かない、仕事が手につかないなど、日常生活に支障が出たりしているような場合は、専門家に相談することをおすすめします。

弊社の相談窓口では、心理専門職が相談をお伺いしております。ご自身でもはっきりとわからないけれど、もやもやした整理のつかない気持ち、身近な方に話しにくいと感じているとき、医療機関を受診した方がいいのか迷っているなど、ご相談いただいたそのときのお気持ちやお悩みをお話しいただけます。ご遠慮なくご相談ください。