不平不満ばかりの同僚にイライラ
毎日のように仕事の不満や上司の悪口ばかり言っている同僚がいます。聞いていてうんざりするだけでなく、仕事にも集中できません。こんな同僚と一緒に働くことに納得がいかず、イライラしてしまいます。
女性/40代
2021/12/21
職場において、一緒に働く仲間を選ぶことはできません。そのため「なぜ、こんな人と働かなければならないのか」という疑問を持つことは誰にもあると思います。そして、仕事に真摯に向き合っているあなただからこそ、その思いは一層強くなっているように感じました。とはいえ、そんな同僚とも毎日顔を合わせ、コミュニケーションをとらなければいけないのが、日々働く方々にとっての現実ではないでしょうか。
あなたは同僚が気になるあまり「なぜ不満ばかり言うのだろう」「文句ばかり言っていて楽しいのだろうか」と深く考え過ぎていませんか? 残念ながら、それを知る手立てはなく、「考えてもわからないこと」に労力を費やすのはもったいないと思います。あなたの大切なエネルギーをむだ遣いしないよう、「大勢の社員の中には、こういう人もいるもの」と割り切ることが必要です。
ビジネスの世界でよく使われる「パレートの法則」という言葉があります。これは「多くの現象は自然と2対8で成立している」という考え方で、「2:8の法則」とも呼ばれています。これを、仕事や人間関係に応用すると、「組織の中で、実際にしっかりと仕事をしているのは100人のうち20人位である」「信頼のできる社員は10人中2人位である」ということになります。つまり、どんな職場にも「きちんと仕事をしていない人」「一緒に働きたくない人」が一定の割合はいるということです。このように、「職場とは仕事ができる人ばかりでなく、仕事をしない人や考え方の異なる人によって構成されているもの」であり、それは自然なことなのだと捉え直すと、少しは気持ちが楽になるのではないかと思います。
一方で、言うまでもなく、職場は「仕事をする場」であります。あなたの仕事を阻害するような状況であれば、個人で問題を抱えず、上司に相談することも検討してみましょう。同僚がむだ話などで「業務を遂行していない」ことも問題ですし、その行為によって、あなたの「業務に支障が出る」こともまた問題です。「業務上の問題」として、上司のサポートを得ることも大切な視点です。
毎日継続的に働いていると、どうしても「仕事をしている時間」に重きを置きがちです。ましてや、いやなことを抱えていたら、そこにばかり焦点が当たってしまうことになります。しかし、視点を変えて、アフターファイブや休日を含めて換算してみると、「仕事以外の時間」のほうが圧倒的に多いことがわかるはずです。働き方改革が推奨されている今だからこそ、仕事以外の時間の過ごし方に目を向け、充実させてみてはいかがでしょうか。
今回の体験で、「いやな人も上手にスルーする」「気を散らさずに仕事に集中する」という方法を取得できれば、あなたの今後の長い仕事人生に役立つときが、きっとあると思います。イライラ状態から少しでも解放されて、仕事に臨めることをお祈りしています。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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