Question

マンションの役員を務める自信がない

マンション管理組合の役員の順番が回ってきました。住民との付き合いがほとんどない上に、人前に立つのが苦手で仕事も忙しい私が、任務を全うできるのか自信がなく、心配でたまりません。

女性/40代

2021/12/21

Answer

町内会やマンション管理組合の役員は、公平を期すために、輪番制が多いようです。役員がどんなことをするのか、だいたいの想像はできていても、いざ、自分の番がくると「面倒だ」「自分にできるのか」と心配になるものです。近所付き合いが盛んだった昔に比べ、現代では「隣に住む人の顔も知らない」ことも珍しくありません。いきなり「役員をやれ」といわれ、不安に思う気持ちは、とてもよくわかります。特に、仕事が多忙で、マンションにいる時間が少ない人は、「建物の状態や問題について、気にかけたことがなかった」と、反省することも多いのではないでしょうか。


まず、なぜ管理組合が必要なのか考えてみましょう。マンションでは、一つの建物を大勢の住民が共有しながら、それぞれの所帯が独立して暮らしています。そのため、必然的にエレベーターや中庭など、共同所有部分がたくさんあります。管理組合では、そのような共有部分についてのルールを作ったり、問題発生時に検討をして対処したりします。もし、管理組合がなかったら、マナー違反が横行したり、ルールを守らない人が野放しになったりして、環境の悪化につながりかねません。


また、修繕積立金のように莫大なお金の管理には重責が伴い、管理会社だけに任せるのは危険でもあります。一方、役員を特定の人がやり続けたら、その人の独断で進められてしまう可能性もあります。住民が持ち回りで管理組合を形成する理由は、そこにあるのです。この他にも、管理組合の役割として、マンションの規模や地域などにもよりますが、住民の親睦のための行事の運営、防災訓練や清掃の実施といったものがあります。


このように、管理組合や役員の役割を正しく理解できれば、少し安心しませんか。そして、どうせ引き受けなければいけない役割ならば、少しでも前向きに取り組んではいかがでしょうか。自分の住まいと向き合い、地域に関心を寄せ、将来の暮らしまで考える良い機会になると受け止めてみましょう。ほとんどの場合、任期は1年間ですから、期間限定の課題と割り切れば、気持ちが軽くなるはずです。


あなたは人前に立つのは苦手かもしれませんが、縁の下の力持ち的なことは得意なのではありませんか。人には必ず、向き・不向き、得意・不得意があります。役員の役割を決める際には、好き嫌いを理由にするのではなく「サポート的な仕事は得意なので、こちらの役割をやらせていただきたい」と、正直に苦手な面を伝えつつも、協力したい意志をしっかりと示すことで、他のメンバーの方々に不快感を与えずに済むと思います。


初めての体験は誰でも怖いものです。任期中には、予想もつかない課題に遭遇するかもしれません。しかし、あなた一人が責任を背負うものではなく、他の理事の方々の協力や、管理会社という専門スタッフのサポートもあります。無事に任期を全うしたときには「とても良い経験になった」と、ご自身の成長を感じ、人付き合いに自信が持てるようになるかもしれません。今までとは違う新たな視点で住まいを見直しながら、安心したマンション生活が送れるといいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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