年齢差のある同僚とのかかわり方
転職をして1ヵ月が経過しました。新しい会社は中途採用者が多いため、配属された職場は年配の方が多く、社会人経験5年の私が一番年下です。一回り以上も上の方がほとんどで、日常会話にしても、何を話題にどのように話したらいいかもわからず、かかわり方に戸惑っています。みんなが話している輪の中にも入れず、孤立しているように感じて、つらい毎日です。
男性/20代
2021/12/21
学生時代とは異なり、職場では同じ年齢の人と一緒に仕事をすることは意外に少ないものです。自分とは歳の離れた上司や先輩、同僚ともかかわっていくのが普通です。そのため、親子ほど歳の離れた上司や部下と仕事をすることもあれば、年下の上司の下につくこともあります。職場とは、年齢や性別だけでなく、さまざまな考え方を持つ人たちが集まり、毎日顔を合わせて仕事をする場所なのです。そのため、世代間ギャップのある人たちと上手にかかわっていくことは、社会人の重要なスキルの一つといえるのです。
また、職場は仕事をする場ですから、仲良くすることが目的ではありません。とはいえ、仕事仲間の輪に入れないとなると、職場のチームワークに影響することも考えられます。まずは、仕事に関する質問をしてみてはいかがでしょうか。それなら共通の話題ですから、あなたも気を遣うことなく話し合えるのではないかと思います。こうした会話をきっかけに、あなたの仕事への向き合い方、これからの目標などを知ってもらうことで、信頼感や仲間意識を持ってもらえるようになるはずです。
今まで接触することのなかった世代の方々に出会い、その価値観を知ることは、プライベートではなかなか体験できないことです。新しい価値観や常識を身につけていくことは、必ず成長につながります。自分の知らないことを知っている人がいる。逆に、相手が知らないことを教えられるという関係は、お互いプラスになり、職場が活性化します。あなたは、そんな状況にかかわることができるのです。また、頼りにされると、人はわからないことを教えてあげようという気持ちになるものです。年配の方や先輩たちにとって、年下の部下に頼りにされることは喜びでもあります。チャンスを見つけて、積極的に相談してみましょう。
最後に、視点を変えてみましょう。「仲間」を集団として見るとわかりづらいのですが、一人一人に目を向けると、趣味や関心事に共通する人がきっといるはずです。すべての人と上手にかかわることも大切ですが、まずは、話しかけやすい人を見つけて声をかけ、コミュニケーションを取ることから始めてはいかがでしょうか。
今回、若いあなたが入社したことで、職場は新鮮な刺激を受けているはずです。今後、あなたの考え方やこれまで培ってきた経験がきっと生かされることがあると思います。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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