入社2年目、仕事を続ける自信がない
もうすぐ入社2年目を迎えます。入社直後はよかったのですが、だんだん仕事に対して意欲がわかなくなってきました。それなのに責任のある仕事を回されるようになり、不安な日々が続いています。失敗も多く、自分には向いていないような気がして転職を考えることもあります。2年目になって、後輩を指導することも重荷です。このまま今の仕事を続けていく自信がありません。
男性/20代
2023/04/14
入社後しばらくは環境に慣れるのに精一杯なのに、覚えることもたくさんあり、毎日を無我夢中で走り続けてきたことでしょう。その頑張りがあったからこそ、社会人1年目の良いスタートが切れたのではないでしょうか。
新入社員である1年目は教えてもらうことが当たり前で、わからなければ気軽に何でも聞くことが許されました。しかし、2年目になると難しくなります。後輩が入社してくれば、先輩のあなたは教育する立場に変わります。「自分のことばかり構っているわけにはいかなくなる」と考えて、不安になるのは当然のことでしょう。
そのような中で失敗が続き、今の仕事が向いていないのではと、転職を考えてしまうのかもしれません。退職を考えるようになると、会社や職場の悪いところばかりが目につくようになります。悲観的な気持ちが強くなると、視野も狭くなってしまいがちです。そんなときは視点を切り替えて、今の職場を客観的に見つめ、良いところを見つけ出すことを心がけてみてください。
後輩を指導することも重荷と思わず、「人を教えることで自分も学べる」と、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。自分が体験したことをそのまま後輩に教えられることは素晴らしいことです。新入社員にとって「優秀な先輩」ではなく、「身近に寄り添ってくれている先輩」を目指してみませんか。そのような存在のありがたさを一番知っているのは、2年目のあなたのはずです。
さらに、後輩が入社してくる前のこの時期に1年間を振り返り、疑問に感じていたことを先輩や上司に質問して、疑問点を解消しておくというのはいかがでしょうか。わからないままため込んでしまっては危険です。自分を見直すチャンスになるかもしれません。日頃から抱えている問題があれば、この機会を利用して上司に相談してみることも有効です。上司の視点から客観的にアドバイスしてもらうことで、何か改善策が見えてくるかもしれません。一人で抱え込まずに相談してみましょう。
すべてが新鮮だった1年目に比べ、周囲が見えてきた中で迎える2年目は、あなたにとって試練の1年になるかもしれません。試練は私たちの成長を促すものでもあります。もし、身近に尊敬している先輩や上司がいるならば、その方々もあなたと同じようなプロセスを経て、今の姿があるのです。そのプロセスごとに仕事も責任も増えていくこと、それが成長なのかもしれません。
この機会に1年を振り返り、自分を見直すチャンスととらえて、さまざまなことに挑戦してみてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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