職場にいる年上の同僚にキレそう

仕事中に、業務に関係のある注意ならばともかく、全く関係ないことやプライベートにまで口出しされると、「今度は何て言われるのだろう」と気になって、憂うつになりますね。

職場での人間関係は、業務遂行を目的として協力しあえるのがベストであり、理想なのですが、現実はとても複雑で、さまざまな考えや個性をもった人たちがいて、理想どおりにはいかないことのほうがむしろ多いものです。

上司と部下という関係ではなく、親子ほど年が離れているけど同僚という関係だからこその難しさもあります。その同僚は、仕事以外のことにも口うるさく話しかけてくるということですが、あなた以外の人にも同じように口うるさいのでしょうか。同じならば、他の同僚がどのように対応しているのか観察してみると、何かヒントがつかめるかもしれません。場合によっては、接し方のコツを聞いてみるのもいいでしょう。

さて、あなたがいつか怒鳴ってしまうかもしれないというリスクを少しでも減らす方法を考えてみますと、同僚の言動に対する受け取り方を変えてみることはいかがでしょうか。例えば、親子ほどの年齢差から想像すると、あなたにとっては迷惑であっても、同僚はあなたに目をかけてくれていて、あなたのためを思って口うるさく言っているのかもしれません。また同僚の年齢を考えると、長年のやり方であなたに接しているだけかもしれません。そうであれば、人間は年齢を重ねると癖が出てきてなかなか修正が難しいので、「こういう人なんだ」と思って付き合う必要も出てくるでしょう。ですから、ときには話半分に聞いて「自分のことを気にかけてくれているのだな」と思いながら、付き合っていくという方法もあります。

同僚が口うるさく、自分にダメ出しをしていると思えばカチンときますが、「自分のことが可愛くって、口うるさいんだな」「年齢的に相手が変わるのは難しいから、仕事以外のことは右から左に聞き流そう」などと思って、接してみてはいかがでしょうか。

同僚から口うるさく言われることへのストレスは、すぐには減らないかもしれませんが、いろいろ試していくうちに適度な付き合い方が見つかるはずです。この世の中、さまざまな人がいてそれぞれの距離感･付き合い方があります。我慢しすぎて突然怒鳴るようなことになり、あなたが短気者と誤解されることは避けたいものです。しばらくの間は大変かもしれませんが、ここでの経験がこれから先の長いあなたの人生に役立つことは間違いないので、是非取り組んでみてください。