Question

以前のように充実した気持ちで働けない

1年ほど前、充実した仕事が与えられていた部署から異動になりました。自分を奮い立たせながら、この1年を過ごしました。それでも今の仕事に対して、以前のような気持ちで臨むことができず、抜け殻のようになってしまっています。ミスも多くなり、職場に行くのもおっくうです。どうすれば以前の自分に戻れるのでしょう。

男性/40代

2021/12/21

Answer

以前の部署は仕事が充実していたとのことですから、少なからず抵抗を感じつつの異動だったのではないでしょうか。この1年間いろいろと努力してみても、以前のような気持ちで仕事に臨むことができず、ミスも続くようならば、職場に行くのもつらくなってしまいますね。この悪循環を断ち切って、何とか以前の生き生きとした自分に戻りたいものですね。


まず、がんばって働くあなたが、今のつらい状況を一人だけで抱え込んでいるのではないかと心配になりました。煮詰まった状況で、一人だけで考えていると、考え方も堂々巡りになっていませんか。そんなときこそ、周囲の人と話してみてはいかがでしょう。仕事の状況を理解してもらいたいなら、職場の上司や先輩、同期などに話してみるのも一案です。もし、仕事の利害関係が気になるならば、まず親しい友人や家族に話してみるのもよいでしょう。

大切なことは、今のあなたのありのままの気持ちを言葉にすることで、あなたの“大事なもの”“譲れないこと”などが再発見されることです。社会人になってから、忙しくひた走りに仕事をされてきたと思います。そこで、今をいろいろ考え直してみる好機と捉えて、改めて自分の働き方や生き方を見つけてみませんか。ポイントは、何をきっかけに会社に就職したのかなど、まずは自分のルーツをたどってみるとよいでしょう。もしかしたら、そこに忘れていたものや新しい発見があるかもしれません。


また、異動前の部署での業務は、今の業務とは違ったものだとは思いますが、何か共通点や、経験を生かせることはありませんか。ぜひ探してみましょう。あなたにしかできないことや役割があるかもしれません。そこから、今の業務を充実したものにするために、できそうなことを新しく創り出してみるのもひとつではないでしょうか。


あなたにとっては、異動前の業務の充実感は何ものにも変えがたいものだったのかもしれません。ただ、仕事は考え方や見る角度を少し変えるだけでも、とても魅力的に思えてくることがあります。今の業務を別の視点から捉えてみて、業務のいいところを探してみるのはいかがでしょうか。


一生懸命働いてきたあなただからこそ、ときには仕事から離れて、気分転換として楽しい時間を過ごしてください。そこにも何か働く活力につながるものがあるかもしれません。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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