Question

子どもが外遊びをせず心配

乳幼児と小学1年生の子どもがいます。上の子が、家の中で遊んでばかりで、なかなか外に出て遊びません。学校で友達ができないのではないか心配です。気になって、笑顔で子どもと接することができず、育て方に自信をなくしそうです。夫は帰りが遅く、ママ友だと気を使ってしまい、悩みを相談できる人もいません。

女性/30代

2021/12/21

Answer

上のお子さんが小学校に入って、少しホッとできるかなという期待で新年度を迎えたものの、予想と異なると少々困惑しますね。ときには、“私の育て方に問題があったのかしら”と、自信を失ってしまいがちです。


母親としていつでも笑顔でいたいけれど、ニコニコできないときもあります。小学生になったお子さんの新しい生活リズム作りに悪戦苦闘していれば、気疲れなどで余裕がないのはしかたがないことです。そんなときは、少し距離をおいて、別の見方をしてみましょう。


例えば、お子さんにとって、園児から小学生になる生活リズムの変化は、大人が思う以上に大きい変化かもしれないということです。同じ幼稚園出身の友達がいても、新しい人間関係を作るのは、案外難しいのかもしれません。恥ずかしがりやのお子さんだったら、一緒に遊びたくても自分から言い出せないのかもしれません。それでも、時間が経つにつれて、小学校生活の勝手がわかってくると、少しずつ友達と遊ぶことが増えてくるでしょう。今は、見守る姿勢でお子さんと付き合ってみましょう。


また、別の見方としては、小学校という少し大人な世界に旅立っていくための準備期間として、お母さんとの時間を“一緒に遊ぶ”という形で過ごしているのかもしれないということです。今はお子さんが船で、お母さんが港のようなイメージで、しばらくの間、ふたりの時間を過ごしてみませんか。そのうち、お母さんそっちのけで外遊びに夢中な姿を見る日が来るでしょう。


公園や学校で会うママ友の中にも、実はあなたと同じように、悩んでいるけど話せないという方がいるかもしれません。距離感を取りにくい人間関係だからこそ気を使ってしまいますが、“この人なら”と感じるものがあったら、思い切って話しかけてみませんか。最初から洗いざらい話す必要はありません、何気ない雑談を重ねる中でタイミングを図ればよいのです。もしかしたら、良い出会いが待っているかもしれません。


最後になりますが、家族として帰りの遅いご主人を気遣われることは大切なことですが、あなたがつらいときには話を聞いてもらいましょう。ご主人の余裕があるときを見計らって、お互いの小学校時代を思い出して話してみれば、何か発見があるかもしれません。お子さんと一緒に、あなたも母親として迎える新しい生活、楽しみを見出しながら、少しずつわが家の形が見えてくるとよいですね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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