夫のパチンコ代がどんどん増える
夫は以前からギャンブルが好きで、休日などはよく競馬をしていたのですが、お小遣いの範疇で済んでいました。
ところが最近パチンコにのめり込んでしまったようです。パチンコは週末の競馬と違って会社帰りなどにも気軽にできてしまう分、悪癖となってしまい、使う金額もどんどん増えてしまっています。
注意しているのですが、目の届かない場所へ行くのでこっそり通っているようです。
本人に反省する気がないので止めさせるのは難しいと思いますが、家族にできる対処方法があれば教えてください。
女性/30代
2021/12/21
もともとギャンブル好きだったご主人が、最近パチンコにのめりこんでいるとのこと。以前は休日だけ競馬を楽しむ程度だったのが、会社帰りに気軽に立ち寄れるパチンコを楽しむようになり、使う金額も増えてきてしまっているのですね。消費する金額が増えてきているという現状に、奥さまの頭を悩ませていらっしゃるのではないかとお察しします。
また、注意をしても、ご主人には反省の色がないとのこと。本人の自覚がない状況では、確かに注意しても理解してもらえないのではないかと思います。
そこでまずは、ご主人のパチンコ依存が、専門家による治療の必要があるかどうかを判断する必要があります。最近のご主人の様子をよく観察していただきたいのですが、日常生活に支障が出るような変化は出ていないでしょうか。例えば、パチンコをしたことを隠している、財布の中身が空になるまでやめられない、休日の予定よりパチンコを優先するなど、単にパチンコに行く時間や使うお金が増えただけとはいえない点はないでしょうか。
もし、こうした点があるのであれば、パチンコ依存症に陥っていないか、専門医に判断を仰ぐ段階といえます。早めの対応が改善への近道です。ご主人が受診に納得されないようなら、まずは奥さまが、「家族相談」として、依存症治療も行っているメンタルクリニックを受診し、ご主人に受診を促す方法についてご相談されるとよいでしょう。
よくいわれることですが、現状において、ご家族ができる対処方法・工夫は、まずはご主人が使えるお金を管理することです。つまり、使える以上のお金を持たせないことが、浪費防止の基本ですから、決まった金額だけをお財布に入れる、カード類を持たせないなどが方法として挙げられます。1ヵ月ごとに、使ったお金の推移を二人で確認するのも一つでしょう。使った額が数字となって明確にわかると、自覚を促しやすいかと思います。
この機会に、心配している気持ちをお伝えになったうえで、パチンコの利用の仕方について話し合ってみましょう。その際、注意というかたちで伝えるのではなく、心配している気持ちを中心に伝えると、より相手に伝わりやすいかと思います。
ギャンブルはストレス発散の方法として利用されることも多くあります。そのストレスを、ギャンブルだけでなく、もっとほかの方法も使いながら発散できるようになれば、日々の生活を豊かに送ることにつながります。この機会に、ストレス対処法や余暇の過ごし方についても、ご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。