中1の子が学校を休んでいる

お子様が学校に行けない状況にお困りでいらっしゃるのですね。突然のことで、お父様もさぞ驚かれ、戸惑われていることでしょう。奥様も同様のこととお察しいたします。

お子様は体調不良を訴えられているものの、学校へ行きたくない理由はお話しされていないようですね。そうなると、休ませていいものか、あるいは強引にでも学校へ行かせるべきか悩むところかもしれません。もし体調不良に関して医療機関を受診していないのであれば、一度小児科で内科的な問題がないか診てもらうとよいかもしれません。体調不良であれば病院を受診することは、ごく一般的な対応であり、「心配だから念のため診てもらいにいこう。」とお伝えすれば、お子様も嫌がらないのではないでしょうか。

内科的な問題がなければ、心理的な要因によって体調を崩している可能性が高くなります。その段階でもう一度、お子様とお話をしてみてはいかがでしょうか。お子様の中に、何か引っかかるもの、困っていることが自覚できていれば、少しずつ話しをしてくれるのではないでしょうか。このような状況に置かれたお子様が、ある程度時間が経ってからポツリポツリとお話されることは珍しいことではありません。

また、同時に担任の先生に事情を話し、連絡を取り合うことも大切です。学校の様子は実のところわからないことが多いものです。先生と連携を図り、今後の対応を一緒に考えていただくのもよいかと思います。学校にスクールカウンセラーがいる場合は、そちらへ相談に行くこともできるでしょう。親御さんだけで対応するのではなく、医師や学校の先生など、色々な方のサポートを受けながら対応されることをお勧めします。

最後に、このような状況でお辛い気持ちになっているのはご両親だけではなく、ご本人も同じです。誰かを責めるのではなく、この状況を改善するためにどのようにしていくことがよりよいのかを、ご家族で模索していくことが大切です。このプロセスによって、家族の絆が一層深まることを願っています。